一般的にトラックの種類は積載量別に、小型トラック・中型トラック・大型トラック・特殊トラックの4つに分類できます。今回は、その種類ごとに形状の異なるトラックをご紹介いたします。
種類1.小型トラックのサイズや種類について
小型トラックは一般的に「2tトラック」と呼ばれていますが、サイズは以下のようになっています。
(小型トラックのサイズ)
- 全長が4700mm以内
- 車幅が1700mm以内
- 全高が2000mm以内
- 最大積載量が3000kg以内
- 車両総重量が500kg以内
では、小型トラックという種類の中にどんな形状のトラックがあるでしょうか。
【平ボディ】
平ボディとは名前のとおり荷台が平らで何もない形状。荷物の積み下ろしが素早くできるのが特徴です。
【アルミバン】
アルミバンは荷台がアルミ箱状になっています。雨に濡れたり汚れてはいけない荷物を運ぶときに便利です。
【ウィング】
2tトラックでも小型ウィングがあります。荷台がちょうど鳥の翼のように左右に大きく開閉できる形状に。フォークリフトなどを使って簡単に荷物が積み下ろしできます。
種類2.中型トラックのサイズや種類について
中型トラックは、小型と大型トラックの中間に属するサイズという位置づけです。
(中型トラックのサイズ)
- 全長が1200mm以内
- 車幅が2500mm以内
- 全高が3800mm以内
- 最大積載量が5000kg以内
- 車両総重量が8000kg以内
では、中型トラックという種類の中にどんな形状のトラックがあるでしょうか。
【冷凍冷蔵】
荷台に冷凍・冷蔵装置があります。箱の素材も断熱加工がされていて、冷凍・冷蔵食品を運ぶために作られています。
【クレーン】
荷台に移動式小型クレーンが搭載されていて、荷物を玉掛けして自力で積み下ろしできます。よく工事現場などで見かけるトラックです。
【パッカー】
通称パッカー車とはゴミ収集車のこと。近所で見かける家庭用のゴミ収集車は中型トラックのサイズです。
種類3.大型トラックのサイズや種類について
トラックドライバーの憧れといえば大型トラック。積載量・総重量がやはり最大級です。
(大型トラックのサイズ)
- 全長が12000mm以内
- 車幅が2500mm以内
- 全高が3800mm以内
- 最大積載量が5000kg以上
- 車両総重量が8000kg以上
では、大型トラックという種類の中にどんな形状のトラックがあるでしょうか。
【ダンプ】
大型トラックといえばダンプカー。砂や砂利を積み、荷台を上げて砂利など下ろします。
【キャリアカー】
車を運ぶためのトラック。荷台が車をたくさん積めるよう2階建てになっていて、軽通車であれば6台は搭載することができます。
【トレーラー】
荷台の大きな箱を引っ張るタイプのトラック。曲がる時に荷台のおしりを大きく左右に振るので高い運転技術が求められます。
種類3.特殊トラックについて
特殊トラックのサイズは大型トラックに準じていますので、形状別にご紹介します。
【タンクローリー】
ガソリンや軽油を運ぶためのトラック。万が一トラックが横転しても転がりにくいように、荷台の上面は平らになっているのが特徴です。
【バルク】
小麦粉・砂糖・飼料など、粉粒状のものを運ぶためのトラック。ホースが付いていて空気の圧力で中身を飛ばして下ろします。
まだまだたくさんの形状のトラックがあります
上で取り上げたトラック以外にも、海外に荷物を運ぶためのコンテナトレーラーや、ショベルカーなどを載せる重機運搬セミトレーラーなど、まだまだたくさんの形状のトラックがあります。
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