日野のトラックにはどんな特徴があるのでしょうか？トヨタグループの1つである日野自動車は、トラックやバスなどの商用車を製造するメーカーです。ダカール・ラリーでの活躍をご存知の方も多いでしょう。
日野自動車について
日野は、いすゞ自動車と同じ母体から生まれた企業。現在はトヨタ自動車の連結子会社で、トヨタグループ16社の1つという位置づけです。ダカール・ラリーという過酷を極めた競技に出場するほどの技術力を誇り、世界のトラック会社から一目置かれる存在となっています。
日野トラックの特徴
日野のトラックのエンジンは馬力があることで定評があり、故障も少なく維持費やランニングコストを抑えることが可能です。そのため、宅配業者や運送業界などトラック業界の信頼が高く、トヨタの傘下の会社ということもあり国内シェア2位のブランド力を誇っています。
ディーラーの数も多く、故障や定期のメンテナンスなどの拠点が豊富にあることも、信頼される理由のひとつと言えるでしょう。車両価格は他のメーカーに比べて高いので、初期投資は高め。日野トラックの車種構成は、小型2tトラックがデュトロ、中型4tトラックがレンジャー、大型10tトラックがプロフィアとなっています。
日野トラックの持つ機能とは
過酷なレースへの参戦にも耐える日野のトラックには、どのような機能が搭載されているのでしょうか。
機能1.日野ハイブリッドシステム
日野ハイブリッドシステムは、ハイブリッド専用エンジンとモーター／ジェネレーターの間にクラッチを設置。エネルギーを効率よく利用することでトラックの燃費を画期的に向上させました。
徹底した低燃費の追求と動力性能を十分に確保したハイブリッド専用クリーンディーゼルエンジンと、発進・加速時に強力にエンジンをアシストするモーターを搭載したハイブリッドシステムをトラックに搭載しました。
機能2.Pro Shift 6
日野のPro Shift 6は、トラックドライバーの運転能力に関係なく燃費を抑えることができる6速トランスミッション。燃費効率のよいゾーンで自動変速を行うことができ、パワーモードでは、高いエンジン回転数を維持することで、山間部でも楽に走行できるでしょう。
機能3.Pro Shift 12
日野のPro Shift 12は、自動発進機能を備えクラッチ操作を必要としないので、トラックの運転の簡単さと低エンジン回転数域での低燃費走行の両立を可能にしました。
機能4.エアループ
トラックのディーゼルエンジンは、尿素水を触媒として排気ガス中のNOxを浄化するのが一般的。日野のエアループシステムは、尿素を使わない DPR-クリーナーの採用によりNOx・PMの排出量を低減すると同時に低燃費を実現。CO2の排出量も低減しています。
機能5.日野エコラン
日野エコランは、ハイブリッド車、ディーゼルMTのトラックに標準装備された、低燃費走行をサポートするシステム。不要なアクセル操作で低燃費走行を逸脱した場合に、エンジンの出力を制御してメーター内のエコランプでドライバーに知らせてくれます。
日野エコランで模範的なトラックの低燃費走行が期待できるでしょう。ただし、追い越し時や坂道などでは自動的に解除されます。
快適・利便性のにも優れた日野のトラック
日野のトラックは、技術の高さと最適に配置されたスイッチやレバー類など快適な運転環境や、豊富な収納スペースなどストレスを感じない利便性もドライバーに好評。「トントントントン、ヒノノニトン」のCMで、とても親しみやすいイメージの日野のトラックです。
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