トラックのタイヤ交換の手順を覚えておけば、いざというとき役に立ちます。今回はタイヤ交換に必要な道具と、交換の方法を順をおってご紹介します。
トラックのタイヤ交換に必要な道具
まずはタイヤ交換に必要な道具を確認しましょう。
- タイヤレンチ
- スペアタイヤ(交換用タイヤ)
- ジャッキ
- 鉄パイプ
- 車止めストッパー
道具はカー用品専門の通販サイトなどで、簡単に揃えることができます。また、タイヤ交換は手や服が汚れることがあるので、軍手や汚れてもよい服を用意しておくと便利です。
タイヤ交換の8つの手順
ここからは実際にトラックのタイヤ交換をおこなう手順を確認していきましょう。
1.車体の反対側に車止めをする
はじめに、タイヤ交換をおこなう反対側のタイヤに、車止めストッパーをつけましょう。事故を防止するための大切な手順です。確実にタイヤに接していることを確認してください。
2.スペアタイヤをおろす
トラックのスペヤタイヤをおろす場合は、まず床に鉄パイプを置いておきます。これはおろしたタイヤを外に運ぶときに役立つ手順です。タイヤの収納個所にある小窓に、専用の工具を差し込んでスペヤタイヤを取り出しましょう。工具の使い方などは、収納個所に記載されてある指示にしたがっておこないます。
3.ナットをゆるめる
次に、タイヤレンチを使ってナットをゆるめていきます。このときナットを完全にゆるめてしまうと、他のボルトに負担がかかり破損する可能性が。トラックのタイヤ交換でナットをゆるめる目安は、90°程度と覚えておきましょう。
4.ジャッキで車体をあげる
ジャッキをセットする場合は、専用のジャッキポイントにセットします。トラックの車体としっかりかみ合う部分があるので、確認しましょう。まずは手を使ってジャッキを操作します。ある程度持ち上がり、上部がタイヤと接したのが確認できたら、タイヤレンチを使いましょう。タイヤが1~2cm程度あがるのを目安とし、手でタイヤを回すことができるようになればOKです。
5.ナットをゆるめてタイヤをはずす
ここで再度ナットをゆるめていきます。レンチでゆるめていき、ある程度まできたら手を使ってナットを外しましょう。ここがタイヤ交換の折り返し地点です。
6.新しいタイヤをはめ込む
ナットを完全に外したら、新しいタイヤをはめ込みます。ナットは手を使って締めていきますが、注意したいポイントは対角線上に締めていくこと。これはトラックのタイヤをバランスよくはめ込むためで、タイヤをはめ込む場合はつねに対角線上を意識しましょう。手である程度ナットが締まったら、レンチを使います。ここでも90°程度の仮締めにとどめておきましょう。
7.ジャッキをおろす
ジャッキを使って、トラック車体をおろしていきましょう。タイヤ交換もあと少しですが、焦らずゆっくりとおろしていくのが大切です。
8.ナット本締め
ジャッキをおろしたら、いよいよ最終段階です。タイヤレンチを使ってナットをしっかりと締めていきましょう。ここでも先ほどと同様に、対角線上に締めていきます。レンチに足をかけ、体重をのせるようにしてしっかり本締めをおこないましょう。すべてのナットが締め終わったら、タイヤ交換完了です。
タイヤ交換のときは事故に注意を!
トラックのタイヤ交換の手順は確認できたでしょうか?最後に、タイヤ交換をするときの注意事項を。タイヤ交換をする場合は、道路などでおこなうと事故の原因となります。どうしても道路脇で交換が必要な場合は、三角板やカラーコーンをきちんと設置し、事故防止に最大限注意しましょう。
タイヤ交換は手順さえ覚えれば難しくない
トラックのタイヤ交換は難しく思われがちですが、きちんとした手順と道具を揃えれば、誰でも作業することができます。しっかりと手順を覚えて、安全運転につなげてください。タイヤ交換に必要な道具を揃えるなら、貨物堂がおすすめです。道具の種類も豊富で、作業に役立つ商品も取り扱っています。トラックのタイヤ交換に挑戦するなら、ぜひ一度貨物堂をのぞいてみてください!