トラックのロープは、引越しや荷物の運搬にぜったい欠かすことができません。今回はトラック用のロープの種類とそれぞれの特徴を取り上げます。運搬の種類に合ったロープ選びのお役に立てください。
トラック用ロープは素材の違いがこんなにも
トラック用ロープといっても、素材はさまざま。素材の違いによって強度などの特性の違いがあります。素材の違いごとにロープをいくつかご紹介いたします。
ロープその1.ビニロンロープ
ビニロンロープはトラック用ロープの中でもっともポピュラーなタイプです。
◆特性
- 滑りにくくて扱いやすい。
- 耐候性や強度に優れている。
◆用途
荷台に固い荷物を(家具・オートバイなど)載せた場合の、締めつけに便利です。
ロープその2.マニラロープ
マニラアサの繊維で作ったロープ。化学繊維ロープが多い中で、マニラロープが自然に優しい数少ない天然繊維です。
◆特性
- 伸度が少なく吸水性に優れている。
- 熱や摩擦に強く、静電気を抑える。
◆用途
天然繊維ロープは、園芸用の木や植物を荷台に固定するときに最適です。
ロープその3.リキロンロープ
ポリエチレンとポリエステル素材の2つを混ぜて作られた薄オレンジ色のロープ。
◆特性
- 他のロープに比べ、とても軽量で扱いやすい。
◆用途
縄はしごの素材にも使われるほど、軽量で強度があります。軽量であることから、近距離で比較的積み下ろしの頻度が多いトラック輸送に重宝します。
ロープその4.ポリプロピレン(PP)ロープ
合成繊維の中でも強度が非常に強く、漁業現場でよくつかわれているロープ。
◆特性
- 吸水性が少ないので、水濡れの心配が不要。
- ロープの中で非常に軽く、荷物の固定において扱いやすい。
◆用途
濡れた物や、雨の日に運搬するときとても使いやすい。
トラック用ロープの結い方について
ロープは、糸→ヤーン→ストランド、ストランドを結って1本のロープになります。例えば3打ちと呼ばれるロープは、3本のストランドで結ったものを意味。ここでは結い方の違いによる特徴をご紹介します。
3打ち
ロープといえば3打ち。この結い方がロープの中でも最高の強度があります。大型の荷物をトラックで運搬する場合はこれば最適。
◆特徴
- 最高の強度がある
8打ち
2本のストランドを1組にして、その3組を結ったものが8打ち。強度が3打ちよりやや落ちる。しかしショックを吸収するので、悪路で運搬する場合に重宝します。
◆特徴
- ショックを吸収する能力がある。
12打ち
12本のストランドで編んでいます。強度は3打ちに比べ4割落ちますが、しなやかで手触り感が非常によく、高価な家具や表面が少し柔らかい荷物を固定するのに最適です。
◆特徴
- 手触り感がやわらかい。
16打ち
真ん中に中芯があり、それに16本のストランドで編んだもの。表面が柔らかで抵抗感が少なくよじれにくいので、動きがありそうな荷物を固定するのに向いています。
◆特徴
- よじれにくく、柔らかい。
ロープを購入するなら通販ショップが便利
今回の記事はトラック用ロープに関する情報をまとめました。ロープの素材や結い方によって、それぞれ運搬に適したものがあります。みなさんもご自分の運搬する荷物に応じてロープの種類を変えてみてはいかがでしょうか。きっと荷造りや運搬するときに快適さを感じることでしょう。
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