トラックのキャビンの種類をご紹介します。短距離向きのものから長距離向きのものまで、その仕様や特徴は千差万別!あなたの知らないキャビンの種類も、ここにはあるかもしれません。
そもそもキャビンってなに?
キャビンは、本来「小屋」という言葉を意味しています。それが航空機や車両の用語に派生した結果、「人が乗るところ」という意味で使われるようになったのです。トラックの場合だと、車両後方は荷物スペースになりますので、運転席の四角い部分がキャビンと呼ばれる場所にあたります。
キャビンの居心地ってどうなの?
キャビンは狭くて居心地が悪そうに感じますよね。長距離ドライバーは、背中が痛くて夜も全然眠れないんじゃないか?なんて疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。いえいえ、そんなことはありません。トラックのキャビンには、快適に眠れるスペースが用意されているものがたくさんあるのです。
トラックのキャビンの種類
トラックのキャビンは、「キャブ」と略されて呼ばれることが一般的です。各キャビンも「◯△キャブ」と呼ばれることがほとんどですので、ここではより一般的な呼称でキャビンの種類をご紹介しましょう。
ショートキャブ(標準キャブ)
目立った特徴のないキャビンはショートキャブ、もしくは標準キャブと呼ばれています。就寝用のスペースはありませんが、その分荷物スペースを多めにとることが可能です。また車幅がせまく小回りが利くため、短距離範囲内での輸送に向いているのがこのキャビン。一般的な宅急便では、ショートキャブのトラックを使用しているケースがほとんどです。
ワイドキャブ
ワイドキャブはショートキャブより車幅が広いのが特徴で、その分荷物スペースを多めにとることが可能です。キャビンのスペースも広がるため、ドライバーが感じる圧迫感も少なくすむのがいいところ。一方、小回りがきかないため、せまい路地などの走行には向いていません。ワイドキャブのトラックは、中距離以上の輸送に向いています。
フルキャブ
ドライバーシートの後方に、就寝用スペースが設けられているのがフルキャブの特徴です。キャビン自体が長くなるため、車両後方の荷物スペースは減ってしまいますが、ドライバーが快適な就寝をとることが可能となります。長距離輸送においては、安全面のうえでも就寝スペースは欠かせません。フルキャブのトラックであれば、ドライバーの負担を減らすことができるのです。
ハイキャブ(ハイルーフキャブ)
ハイキャブは、キャビン内部の天井が標準キャブより高い作りになっています。天井が高くなると、いっきに空間が広くなったように感じますよね。一日中運転しているドライバーにとっては、その違いはなおさら大きく感じるはすです。またハイルーフ部分は、就寝スペースとして活用することもできちゃいます。荷物スペースを減らすことなく長距離輸送用にできるのが、ハイキャブのトラックの一番の強みなのかもしれません。
ダブルキャブ
ダブルキャブは、後列シートがある一風変わった外見をしています。これまでに紹介したキャビンは2人か3人乗りがほとんどですが、ダブルキャブは最大でなんと5人乗り!その分荷物スペースは減ってしまいますが、荷物も人も運びたい場合には、ダブルキャブは他のトラックにはない力を発揮します。
トラックのキャビンの種類はこんなに豊富!
トラックのキャビンは、車幅が広いものから天井が高いもの、さらには後列シートがあるものまで、その種類と特徴は多岐にわたります。これからトラックを購入する方は、キャビンの違いをふまえて選んでみてはいかがでしょうか。
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