トラックに多く使われるディーゼルエンジンには、どのような特徴があるのでしょうか?ディーゼルエンジンの特徴とあわせて、エコ対策や排気量削減にすぐれた、最近のトラックエンジンについてご紹介します。
ディーゼルエンジンがトラックに選ばれる5つのポイント
ディーゼルエンジンは、走行性能やメンテナンスなど、トラックのエンジンに適した特徴を持っています。ディーゼルエンジンがトラックエンジンに選ばれる理由を、5つのポイントから見ていきましょう。
1.燃費性能がいい
ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて、燃費性能がいいことで知られています。これは、ディーゼルエンジンが、より多くの空気を圧縮して燃料を燃やすためで、エネルギーのロスを少なくすることができます。長距離の移動が多いトラックにとって、燃費性能のよさは大きなメリットと言えるでしょう。
2.耐久性がいい
耐久性のよさも、ディーゼルエンジンがトラックに選ばれる理由のひとつです。ディーゼルエンジンは、非常に大きなエネルギーを生み出すため、エンジンの耐久性が高くなるよう設計されています。耐久性が高いことで、修理や交換の頻度が減り、コストの削減につながります。
3.トルク性能が高い
坂道などの走行性能に関係するトルク性能。ディーゼルエンジンは、このトルク性能にすぐれています。トラックは車体の大きさや、作業現場の傾向から、坂道でもスムーズな走行が必須条件。そのため、トルク性能にすぐれたディーゼルエンジンは、こうしたニーズに適したエンジンと呼ぶことができます。
4.簡単なエンジン構造
ディーゼルエンジンの特徴として、簡単なエンジン構造があげられます。エンジン構造が簡単だと、それだけ整備や修理の手間が減らせるため、メンテナンスの負担を減らすことができます。耐久性のよさと同様、コストの削減につながる点も、トラックエンジンに選ばれる理由と言えるでしょう。
5.ブレーキ性能がいい
トラックは車体が大きいことや、荷物などを積んで走行するため、ブレーキ性能にすぐれている必要があります。このブレーキ面でも、ディーゼルエンジンはすぐれた性能を発揮。より快適で、安全な運転につなげるためにも、ブレーキ性能のよさは見逃せないポイントです。
小型化と燃費向上がトラックエンジンのトレンド
最近のトラックエンジンには、どのような性能に注目が集まっているのでしょうか。ポイントなるのは、「エンジンの小型化」と「燃費の向上」です。
エコにつながる環境対策が注目されている
エンジンの小型化や燃費の向上に共通するのは、エコにつながる環境対策です。トラックなどの排気ガスは、環境破壊を防止するため、排出量などを制限する排気ガス対策が進められています。
そのためトラックを製造する自動車会社でも、こうした規制に対応できる、排出量の少ないエンジンの開発が進められています。また、燃費性能を向上させることも、無駄のないエネルギー利用の点から、環境対策につながると言えるでしょう。
運転性能も兼ね備えたエンジンが主流
「環境にはいいけど、走りがいまひとつ・・・」。そんな声を受けて、環境対策に取り組むと同時に、今までの運転性能も兼ね備えたエンジンが、トラック業界のトレンドになっています。なかでも、排気ガスを再利用し、排気ガス対策だけでなく、エンジンのパワーも向上させるターボチャージャーは注目の機能のひとつ。
また、ターボ機能を走行条件で自動切り替えすることで、燃費性能を高めるエンジンも開発されるなど、走りと環境を兼ね備えたエンジンが、ますます注目されています。
ディーゼルエンジンはトラック走行に適したエンジン
燃費や運転性能のよさが特徴のディーゼルエンジンは、トラックの走行に適したエンジンといえます。より快適な運転のために、最新のエンジンを調べてみるのもおすすめです。走行中の快適さを考えるなら、車内の空間づくりも大切。
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