トラック用の照明アイテムは数多くありますが、運転席や庫内でメインとなるのは、やはり蛍光灯。最近では室内灯もLED化が進んでいますが、安価で手軽な従来式の蛍光灯もまだまだ根強い人気があります。
直型蛍光灯ユニット
直型の蛍光管とそれを発光させる器具との組み合わせについてですが、まずはトラックの電圧(24Vか12Vか)、次にワット数(6Wより)を選びます。ワット数が大きいほど明るさも増しますが、40ワットともなると長さも1.2メートル以上となりますので、サイズアップを検討の際は注意して選びましょう。
丸型蛍光灯ユニット
蛍光管が丸型(サークルライン)のタイプです。直型と同様に、トラックの電圧、ワット数の組み合わせで選びます。
直型と丸型の違いは?
蛍光灯の直型と丸型とでは、性能面で特に差異はありません。長ければ長いほど照射範囲も広くなりますが、それよりも受ける印象が大きく変わることに。直型は事務所でよく用いられるように、まさに事務的でクールな印象を、丸型は和やかな雰囲気作りに役立ちます。
蛍光管単品
古くなった蛍光管は、一度点滅しだしたら元に戻ることはありません。点滅しだすととどうにも落ち着かないものですが、トラックに交換用がないと取り外すわけにもいきません。そういう事態を防ぐためにも、暗くなってきたと感じたら早目に新品を用意しましょう。予備を用意しておくのもおすすめです。
昼光色の特徴
トラックの運転席など、よほどのことがない限り蛍光灯の色は白が選ばれます。ただ、同じ白でも「昼光色(ちゅうこうしょく)」と「昼白色(ちゅうはくしょく)」があるのでご注意を。「昼光色」はクールな白で清潔感を強調しますが、「昼白色」は自然な白で温かみのある雰囲気になります。
LED蛍光管
トラックに限らず、電球から始まった照明のLED化ですが、天井用照明に続いて蛍光管タイプのものも普及しつつあります。多くのものがDC24Vと12Vの共通仕様となっていますが、一部例外もありますので注意しましょう。また、いずれもDC(直流)仕様ですので、家庭用のAC環境では使用できません。
蛍光灯もLEDも、それぞれに長所あり
トラックでも家庭でも、電球の消費電力と製品寿命が重視されるようになっています。トータルのコストで見るとLEDの方が優れていますが、初期導入コストを重視するなら蛍光灯、ランニングコストや省エネ性ならLEDといえるでしょう。
トラックに関しては当面は両者共存していくのは確かですから、貨物堂でも需要がある限りラインアップの拡充につとめていきます。いざというときに備えて、お求めやすい価格の蛍光灯をチェックしてみてはいかがでしょうか?