ヤンキーホーンの迫力を追求した、ひとつの結果が3連ホーンです。3本のホーンが重なった姿は、いかにもインパクト大ですが、音についてはどうでしょうか。まずは3連ホーンの構造から見ていきましょう。
3連ホーンが不揃いの理由
5連でも6連でも、多くつなげればそれだけ迫力も増すしますが、設置スペースや効果を考えると、まずは3連がおすすめです。ところで、どのメーカーの3連ホーンも、3本は大中小(長中短)というようにサイズが不揃いなことにお気づきでしょうか。これは別にデザイン上の効果を狙ったわけではありません。
ヤンキーホーンの音色というのは、管の長さに左右され、「短いと高音」に「長いと低音」になるという特性のもとに設計されています。つまり、あえて3本のサイズに差を設けることで、相対的に高中低の3つの音色に分け、3色の和音が表現できているわけです。もし同じ長さのホーンを3本組み合わせたとすると、単に音が3倍になっただけの単調なものになってしまうでしょう。
おすすめのトリオヤンキーホン3選!
ノーマルタイプのヤンキーホーンと同様に、3連ホーンにおいてもニッケンモデルは人気です。3連ホーンの「トリオ」シリーズは、ニッケン定番のN型フォルムがベースとなっています。クロームメッキ仕上げのボディの輝きも鮮やかなホーンが3本、等間隔に配列された姿はホレボレとするくらいの美しさです。
ここでご紹介する3モデルにはそれぞれ音のサンプルもご用意しています。ホーンの長さによる音域の高低の違いはもちろん、3種の音色が重なった和音によって表現される音の厚みにもご注目ください。
1.NT295 ニッケン ヤンキーホーントリオ
ニッケン3連ホーンのスタンダードタイプです。295mmサイズは大きさとしてもお手頃です。