- 【色温度:ケルビンについて】
- 色温度とは光源の光色を数値で表したものであり、単位はK(ケルビン) 【英】kelvin
- 赤味がかかった光ほど色温度の数値が低く、青味がかかった光ほど高い数値で表されます。
- 色温度は光色を表すもので光の量や強さと直接、関係ありません。従いまして、色温度の数値と光源の明るさは異なりますのでご了承ください。
- 但し、人の目から見た見やすさ(視認性)は、人間工学的に赤味がかった光よりも青味がかった光の方が強い光と認識する傾向にあります。
- また、これは街灯などの周りの光源の色味と同化した場合、著しく物体の視認が出来なくなることがあります。
- 用途に合わせた色温度の選択が一番重要となります。
- (例:雪道で白い光は同化して反射、全く見えない状況となります。白とは異なる黄色が雪道と差別化でき、視認性が向上します。)
- 【ルーメンについて】
- 光の量を表わす単位の一つであり、単位はlm(ルーメン) 【英】lumen
- 光源が発する光の出力量(1秒間に放射される光の総和)、光束ともいわれます。
- 《ポイント》
- 自動車用光源としては、ハロゲンバルブやHID、LEDなどが元々発光している光の強さ(量)を表わします。
- (灯具や反射面に左右されない光源の強さ)
- 【カンデラについて】
- 発光体が放つ光の強さを表わす単位の一つであり、単位はcd(カンデラ) 【英】candela
- 光源が発する光の強さ(1平方メートルあたりに照射される光量が基準)、光度ともいわれます。
- 《ポイント》
- 自動車用光源としては、ハロゲンバルブやHID、LEDなどを灯具に装着して照射した時の光の強さを表わします。車検規格ではこの状態での光の強さが決まっています。(Hi:12,000cd/Lo:6,400cdなどの規定)
- 【ルクスについて】
- 光に照らされた面の明るさを表わす単位の一つであり、単位はlx/lux(ルクス) 【英】lx/lux
- 光を受けるその面の明るさ、照度ともいわれます。
- 《ポイント》
- 自動車用光源としては、ナンバー灯など部位によってJIS照度基準が決められております。
- (ナンバー灯の照度基準は30lx)
- ※照度は光源の光量が一定の場合、光源と照射面との距離で大きく変わります。
- ■========================================■
- 【ランプ購入時のチェック点】
- ハロゲンバルブやHIDなどヘッドランプ用光源はよりルーメン(光束)数値の高いランプを選択すると、車輌装着時により明るい光を照射します。
- ※カンデラ数値は灯具の種類や形状により大きく変化するため、車種ごとにも変わります。
- LEDはポジション球などはヘッドランプ同様にルーメン(光束)を重視した選択が有効です。ルーム球などは照らす使用用途なので、ルクスのより高いものを選択する事
- が有効です。
- ※ルクスは光源と照射面との距離により大きく変わるため、確認が必要です。
【HIDバルブ】色温度(ケルビン)と明るさの単位(ルーメン・カンデラ・ルクス)について
2014.01.26
目次
閉じる