トラックのバンパーは、乗用車よりも目立つ箇所に設置されていますが、それには理由があります。今回はバンパーの基本的な役割と、設置上の注意点についてまとめました。
バンパーは緩衝材
トラックのバンパーの役目は、万が一の事故(追突)のときにショックを吸収する緩衝材です。トラックの車体自体へ衝撃が及ぶのを防ぐことが目的ですから、追突の際は最初にぶつかるように、ボディよりも突き出た最先端に位置しています。
ちなみに、バンパーには車体を止める力はありません。バンパーの裏に隠れている車両突入防止装置がその働きをします。バンパーは後方にもありますが、こちらは被追突時以外にバック進行時の衝突対策も兼ねているのです。このほか側面にも設置されているものもあり、この場合はバンパーではなく「モール」と呼ばれます。
車両長に注意
バンパーがトラックの最先端にあるということは、車両の全長のスタート箇所でもあるということです。つまり、バンパーの長さ(厚さ)が変わるということは、そのまま全長が変わるということを意味します。
多くの場合、バンパーを純正品から交換すると、もとの長さより先端が突き出て、その結果トラックの全長が伸びることに。車検証に記載されている全長から3cmを超えてしまうと、別途改造申請が必要となりますので注意しましょう。
トラック用バンパーのデザイン
トラックのバンパーには対衝撃という実用性以外にも、フロントデコレーションというデザイン要素も。バンパーの形状以外にもメッキの仕様などによっても、ずいぶんとフェイスの印象が異なってきます。バリエーションの一例として、人気のJETイノウエから5種類のバンパーをご紹介しましょう。
JET 510414 スーパーグレートタイプバンパー2t標準車用 330H
クリアウィンカーランプ付き。コーナー部分の形状が純正品と異なるため、純正バンパーよりも前に出た状態になります。全長が変わることもあるため、注意して取り付けましょう。
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JET 501054 シャトルバンパー2t標準車用 320H
クリアウィンカーランプ付き。320mmという高さがシャープな印象を与えます。
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JET 501084 クルージングタイプバンパー4t標準用 430H
やわらかな印象のランドフォルムです。クリアウィンカーランプ付き。
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JET 510467 日野大型グランドプロフィア専用バンパー 600H
精悍なフォルムの幅2380mmの大型サイズです。
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JET510471 レンジャープロ標準車用フロントバンパー 420H
深みのある落ち着いた光沢のメッキが魅力です。
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バンパーは無傷のままに保ちましょう
バンパーが無傷であるということは、それだけ安全運転に心がけているという証でもあります。また、バンパーはトラックの「顔」の一部としてデザイン面でも重要なパーツです。トラックは日常の普通の走行だけでも砂埃などを受けて細かな傷がつくので、こまめにお手入れをしましょう。
貨物堂では数多くのバンパーをそろえています。実用性を兼ねたフロントのドレスアップをお楽しみください。