トラックの安全窓と仮眠カーテンの関係

トラックには前後左右の窓以外に足元にも安全窓があります。仮眠カーテンを使用するに際しては、これらに関しての法規上のルールを知っておかないと、トラブルのもとになります。

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安全窓は隠してもよいのか

トラックの安全窓をふさいだりデコレーションすることの是非が時々話題になります。実際のところ、安全窓自体がトラックへの設置を義務付けされているわけではありません。また、海外のトラックには安全窓そのものが付いていません。(国内で走行する際は、ドアの上部に下向きのミラーが補助として取り付けられます)

そういう意味からすると安全窓を隠してしまっても問題ないように思えますが、現実はグレーな領域となっていて、その時々の現場での判断に委ねられることが多いようです。

とはいえ、トラックの安全窓は文字どおり安全のためのものです。安全窓が設置されている本来の目的を考えると、やはりオープンにしておく方が望ましいに違いありません。安全窓を隠すということは、みずから安全性を放棄しているようなものではないでしょうか。

仮眠カーテンはOK

トラックでも乗用車でも、道路交通法では窓ガラスには何も貼り付けてはいけないことになっています(車検合格証等は除く)。 厳密にいえばステッカーもアウトとなります。

これは運転席からの視界を確保することを目的としていて、同様の理由でフロントとサイドにスモークフィルムを貼ることも違法です(透過率によっては可能)。では仮眠カーテンはどうなるのでしょうか。

結論からいうと、窓ガラスに直接取り付けるのでなければ問題ありません。ただし「運転中には窓ガラスからの視界をさえぎらない」という条件つきですから、走行中はしっかりと開け放しておきます。仮眠カーテンが中途半端に開いた状態ですと、違反扱いされても文句が言えないことになります。

車種別カーテンは手間がはぶける

車種別の仮眠カーテンで自分のトラック用のものがあれば、ぜひ使用しましょう。汎用タイプの仮眠カーテンはデザインもカラーも豊富に用意されていますが、いずれもフロント、サイド、またはリアの部分だけで、安全窓まではカバーしていません。

心からリラックスするためにはプライバシーの確保は不可欠です。ウィンドウに比べたら安全窓など小さなものですが、それでもオープンになったままですと、せっかくの休息の時間も落ち着かないものになってしまいます。

トラック車種専用の仮眠カーテンなら、はじめから安全窓もカバーするようになっています。通常は四角い形をしているところ、安全窓に該当する箇所だけ伸びていますので、その分だけ下に長くなりますが、一度の手間ですべての窓を覆うことができます。仮眠カーテンの生地はプリーツ仕様のものを選んでおくと、開けた状態ではコンパクトに折りたためて、視界の確保もバッチリです。

責任を持った運転を心がけましょう

「車は一歩間違えば凶器になる」といわれるように、道路上での安全はドライバーの手に委ねられます。ドライバーの顔はナンバープレートと同じです。走っているトラックの責任の所在を明確にするためにも自分の顔を見せておく必要があります。運転席からの視界も重要ですが、同時に、外側からみた運転席の視界も大切となるわけです。

何のための安全窓なのか、貨物堂ではそんな観点での仮眠カーテン選びをお手伝いいたします。

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