トラックドライバーにとっての必需品とは?一般ドライバーとの大きな違いは長距離を搬送するということ。それだけ予期せぬトラブルに見舞われる可能性も大きくなります。そんな観点から必需品をリストしてみました。
ハンドルセキュリティロック
物騒な話ですが、最近は盗みの手口も高度化して、車上荒らしどころか車そのものが盗まれるケースが増えています。それに対抗して防犯用具もいろいろありますが、使い方が簡単なものを選ぶことがポイントです。取り付けが面倒だったりすると、ついついおろそかになってその隙を突かれることになります。
その点、ハンドルセキュリティロックはシンプルな仕組みで効果も大。ハンドルに取り付けたバーがつっかえ棒の役割をして、回転させなくするというものです。視覚面でも「このトラックドライバーは防犯意識が高い」というアピールとしての効果も期待できます。
ただしどんな防犯用品もそうですが、ハンドルロックといえども万全ではありません。防犯上の必需品ではあるものの、完璧な盗難防止策ではないということを念頭に置いてご利用ください。
作業用安全ベスト
車両トラブルは時と場所を選びません。トラックドライバーとしては夜の路肩に停めて対応をせざるを得ないこともあるでしょう。その際、他の車に対していち早く自分の存在を知らせる必要があります。
反射材でできた安全ベストを着用すれば、黄色いテープがしっかりとヘッドライトを反射してくれます。トラックドライバーにとって、夜間の荷作業時だけでなく、万が一に備えての必需品でもあります。三角停止板も忘れずに用意しましょう。
アルコールチェッカー
残念なことに飲酒運転による事故が後を絶ちません。「これくらいなら問題ないだろう」というのは論外ですが、「これだけ時間が経っているから大丈夫だろう」というのも危険。あくまでも客観的な判断が必要です。不安なときはアルコールチェッカーを使いましょう。ただし絶対的なものではありません。NGが出たらもちろん、OKであっても自覚があるのならハンドルは握らないことが重要です。
ブースターケーブル
バッテリーあがりの緊急対応といえばこれです。整備を万全にしていれば出番もないでしょうが、公道を走るトラックドライバーとしては、トラブルにあった車を素通りするわけにもいきません。「困ったときはお互いさま」の精神で、善意の輪を広げるためにも積んでおきたい必需品です。
ゴム手袋
トラックドライバーに限らず運送の現場すべてにおいての必需品です。軍手でもよいでしょうが、手のひらが滑りにくい、水や油に強い、細かな作業ができる等の点でゴム手袋が勝ります。すぐに汚れるものですから、常時複数を用意しておきましょう。
ダッシュボードトレイ
伝票や筆記具など、必要なときに見つからないのはイライラするものですね。まずは置き場所を決めましょう。小型のトレイでもひとつあるだけで「どこかに置いておく」ではなく「トレイに乗せておく」となります。定位置が決まるだけでずいぶんと便利になるものです。
必需品は安全のため
必需品とは「なくてはならないもの」とか「常に必要なもの」という意味です。では、トラックドライバーにとっての必需品とは?やはり「安全な走りをサポートするもの」ということになるでしょう。ここにあげたアイテムはいずれも定評のあるものばかりですが、貨物堂では必需品はもちろん、便利グッズもたくさん揃えています。安全性に快適性をプラスした提案でトラックドライバーの皆さんを応援します。